ブログ インフルエンザ③「インフルエンザの検査と治療」

2018.01.14

インフルエンザの検査といえば、鼻に綿棒を突っ込んで行う検査を思い浮かべると思います。

結果が出るのもはやいのが良い点で、受けられた方も多いと思いますが結構痛いです。

このインフルエンザの検査ですが注意点があって、 陽性(+)と出た場合は、ほぼインフルエンザに罹患していると思ってもらってよいですが、陰性(−)と出た場合の解釈には注意が必要です。「実はインフルエンザにかかっているのに、検査では陰性(−)と出ることがある」ことに気をつけてください。

子供では陰性(−)の結果でも10-30%、大人では40-60%はインフルエンザにかかっているというデータがあります。特に発症12時間以内の場合は、陰性と出ることがよくあります。

 

治療ですが以下の治療薬を発症48時間以内に使用することで、インフルエンザによる症状(発熱)の期間を平均半日から1日短くすると言われています。

つまり、だいたいインフルエンザでは3日ほどで熱が出るので、すぐに治療すれば2日くらいに短縮されます。

  • タミフル(飲み薬)
  • イナビル(吸入薬)
  • リレンザ(吸入薬)
  • ラピアクタ(点滴薬)

の4種類があります。点滴薬を希望されて来られる方もおられますが、内服や吸入ができて、意識もしっかりしている方には点滴は必要はありませんし、効果は内服や吸入と変わりません。

それぞれの違いですが表に記載します。

 

タミフル

リレンザ

イナビル

ラピアクタ

種類

内服

吸入

吸入

点滴

治療期間

5日間内服

5日間吸入

1日吸入

1回

副作用

吐き気

ほとんどなし

ほとんどなし

下痢

注意点

10歳代は原則使用不可

腎不全の方には容量調整必要

吸入がうまくできない場合の効果は不十分になりうる

吸入がうまくできない場合の効果は不十分になりうる

内服や吸入ができない人にのみ使用

最近は、昔からあるタミフルか、1日で済むイナビルを使用される方が多いですが、吸入がうまくできるようになるのは最低でも5歳からです。

医療法人 紫苑会 藤井病院|宮阪 英 理事長

Profile 宮阪 英 理事長 医療法人紫苑会
藤井病院

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