ブログNo.21 インフルエンザ②「インフルエンザの症状」

2017.12.17

インフルエンザの特徴的な症状と言えば、みなさん発熱以外に関節痛や筋肉痛を連想することと思います。
しかし関節痛や筋肉痛はインフルエンザ以外のウイルス(普通のかぜなど)でも起こり得ますので、これだけでインフルエンザと判断することは出来ません。ただし関節痛や筋肉痛が普通にかぜに比べて強いのは確かです。

 

インフルエンザのかぜと違う特徴を表にまとめましたが
急性発症の高熱+咳+頭痛 が 大きな特徴となります。
以下、インフルエンザと普通のかぜの違いについて表にしてみます。

 

通常のかぜ

インフルエンザ

発症様式

ゆっくり発症

数時間で突然発症

発熱

38度前後

高熱で時に40度を超える

関節痛・頭痛

あっても軽度

しばしば認める

だるさ

軽度

高度

最初はあまり認めない

よく認める

合併症

ほとんどない

肺炎など

感染力

(飛沫感染)

ある

高い

 

潜伏期間(感染しても症状が出ない期間):1-3日

強い症状(発熱、頭痛、咳、関節痛など):1-3日で4日以上熱が続く場合は別の病気か、肺炎などが合併しています。

1週間くらいかけて完全に体調が戻る(咳は残ることも多い。)

という経過が多いです

 
         医療法人 紫苑会 藤井病院|宮阪 英 副理事長
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