ブログNo.75 2020年を振り返って

2020.12.31

2020年も、本日を残すのみとなりました。

 

今年1年振り返ってみて、個人としても病院としても新型コロナウイルスの影響が非常に大きかった1年でした。おそらく皆様もそうだと思います。

 

人々の生活様式は大きく変えられることになり、制限がかかりました。


東京五輪も延期となり、甲子園など大きなスポーツの大会も軒並み中止となりました。

 

現在、新型コロナウイルスの第3波の影響は、ここ福山にも大きな影響を及ぼしております。

 

新型コロナウイルスを受け入れる病院では、医療従事者が休みなく心身共ギリギリの中働かれております。

 

現在は軽症者や無症状でリスクのない方は、福山においては、ホテル療養となっており、ここの運営に医師会も協力しておりますが、一部の病院に負担がかかった結果医療崩壊とならないようにしないといけません

 

なお、当院は新型コロナウイルス感染症を受け入れる指定病院ではありませんが、それでも福山で新型コロナウイルス患者が増えたこともあり、発熱患者さんの対応などで、特にこの1ヶ月は、常に緊張を強いられている状況です。

 

幸い、今の所は大きな問題は起きておりませんが、今後はいつ何時どうなるかわかりません。(どこの病院でも例外ないと思いますが)

 

引き続き新型コロナウイルス感染症の対策を十分していきたいと思っております。

 

 

一方、新型コロナウイルスによって苦しめられただけの1年ではなく、逆に勉強になったこともたくさんあります。

 

①手洗い・マスクの重要性の再確認

新型コロナウイルス以外の感染症は軒並み激減しています。ウイルス干渉(あるウイルスが蔓延すると他のウイルスが流行らない)の要素もあるかもしれませんが、これは手洗い・マスクの影響が大きいと思います。

 

来年のブログに書く予定ですが、内科疾患のほとんどに感染症が関与していると個人的に思っていますので、そういう意味でも改めて感染対策の大切さを考えさせられました。

 

 

②日常のありがたさの再確認

何気ない日常に制限が加えられることで、何気ない日常がいかにありがたかったのかを身に染みて感じます。

今後、いつもの日常が回復しても、何気ない日常にも感謝しながら生活しないといけないなと思う次第です。

 

③オンラインなど今後活用できるもの

オンライン会議、オンライン飲み会、オンライン学会など、実際に会わずに実際にできることがわかりました。

特に離れた距離にいる人が集まる会議などは、今後コロナが落ち着いても活用すれば良いのではないかと思います。

 

 

 

 

最後になりましたが、新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方をお悔やみ申し上げるとともに

来年は、新型コロナウイルスがもう少し落ち着き、日常が取り戻せることを祈っております。

 

 
         医療法人 紫苑会 藤井病院|宮阪 英 副理事長
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