ブログNo.72 新型コロナウイルス⑦「ここまでのまとめ」

2020.09.27

1.新型コロナウイルスの概要

もともと風邪を起こすウイルス(風邪のウイルスの10〜15%を占める)として知られていたコロナウイルスの新種のものです。
2002年に中国で流行したSARS、2012年に流行したMERSも同様にコロナウイルスです。

 

「風邪のようなもの」と言われる方もおられますが、もともと風邪のウイルスなので当たり前といえば当たり前です。(そして重症化率・致死率を除けばほぼ風邪と似たようなものだと思われます。)

その他に、インフルエンザと違うのは、新型コロナウイルスでは発症前数日ですでに感染力があり発症前日が一番感染力が高いという点です(インフルエンザは発症日とその翌日が最も高く発症前日も多少は感染力ありますが、発症日ほど高くない)

 

 

2.新型コロナウイルスの流行状況

9月27日現在、世界で3200万人が少なくとも罹患し、うち100万人(約3%)が亡くなっています。

ここ日本では9月27日現在、約8万人が罹患し、1500人(約2%)が亡くなってます。

もちろん検査されていない人や、無症状の人もいるでしょうから実際には死亡率はもっと低いと思われます。

 

罹患者としては東京都が25000人程度で1位、次が約10000人の大阪、3位の6000人程度の神奈川と3都道府県で全体の半分を占めます。人口の密集する都市部に多いのは明らかです。

 

 

3.新型コロナウイルスの症状

簡単にいうと、通常の風邪よりは少し強くインフルエンザのような症状で、発熱と咳が主体で急な発症になります。

一方鼻水やくしゃみなどは風邪と違って見られないことが多いです。

インフルエンザとの違いを、発熱→咳の順に症状が出てくる(インフルエンザは逆に咳→発熱の順) としている論文もありますが、まだはっきり分かっていません。

味覚障害・嗅覚障害は、軽症者に多いですが、比較的特徴的な症状です。

 

 

4.新型コロナウイルスの検査

PCR検査が一般的ですが、現在はすぐに結果の出る抗原検査も利用され始めています。
ただしどちらも、感度があまり高くなく、実際には感染している人でも陰性と出てしまうことがあります。

 

5.新型コロナウイルスの予防

手洗い・うがい・マスクに加えてよく三密(密閉・密集・密接)を避けることと言われています。三密にいる人はそうでない人より20倍近く感染しやすくなると言われています。

 

逆に一般的には万一近くにコロナの人がいたとしても、三密であったり、同居でもしてない限り簡単にはうつりません。

 

ある報告では以下のような感染率です

・感染者と短時間会話:0.6%
・病院で無防備に(マスクなし)感染者に接触:3%以下
・感染者と濃厚接触:5%
・感染者と濃厚接触(食べ物共有あり):7%
・感染者の同居家族:10-40%

※濃厚接触:「感染者から1m未満にいる」+「感染者も自分もマスクをしていない」+「15分以上一緒にいる」

 
         医療法人 紫苑会 藤井病院|宮阪 英 理事長
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